【尼崎市】最大50万円のトラックドライバー補助金 令和7年3月7日まで

【相続を考える】凸凹フリーハンドのような土地の相続税評価額の求め方

本題

相続財産に影響を及ぼすものとして金額が高額になりやすいものが土地になります。

田舎の土地ならいざしれず、住宅地の土地の価格は高額になります。

前回は旗竿地の相続税評価額の求め方について解説をしました。

今回はまるでフリーハンドで描いたような歪な土地の評価額の計算方法について、一部詳細な計算は省きますが、例題を用いて触りだけでも体感して貰えればと思います。

凸凹の歪なではどのように計算するのか。

それは、専門用語だと近似整形地を用いた方法と言いますが、その内容は、面積が同じようになるような四角形を作って、それを用いて計算することになります。

では、具体的な計算方法を見ていきましょう。

近似整形地は、近似整形地からはみ出す不整形地の部分の地積と近似整形地に含まれる不整形地以外の部分の地積がおおむね等しく、かつ、その合計地積ができるだけ小さくなるように求めます。

国税庁HP参照「不整形地の評価――近似整形地を基として評価する場合」より一部抜粋

近似整形地を用いて評価する方法

赤い部分について計算

路線価A✖︎奥行価格補正率✖︎a✖︎b

青い部分について計算

路線価A✖︎奥行価格補正率✖︎c✖︎d

赤い部分の計算結果から青い部分の計算結果を引き算する

それを地積(B)で割って1平方メートルあたりの土地の価格を算出する(単価C)

相続税評価額

(単価C)✖︎不整形地としての補正率(計算は省略)✖︎地積(B)

まとめ

フリーハンドで描いたような歪な土地については、近似整形地を用いた方法で計算を行います。

その方法は、国税庁のHPにあるように地積ができるだけ同じようになるように計算上の直線を図面に起こして、それを元に計算する方法となります。

一例にはなりますが、ご自身の持つ土地の相続税評価方法の参考材料になれば幸いです。

図形は、「2024年度版 20 相続税法 財産評価問題集」編著者TAC株式会社を参考にして自分で作成

本ブログ記事の無断転載はおやめください

みつばち会計事務所のサービスメニュー

令和6年確定申告のご依頼はこちら

税務調査対応(個人事業限定)はこちら

ミニマム法人の設立、税務顧問はこちら

すぽっと相談(オンライン)こちら

みつばち会計事務所の税務顧問

みつばち会計事務所の税務顧問サービスでは、弊社の顧問弁護士(弁護士法人みらい総合法律事務所)に対して文章による法律相談を無料で行なっていただくことが可能です。

税理士の顧問サービスをご検討の方はこちらよりご連絡ください。

ABOUT US
丸山友幸(まるやまともゆき)
スキー検定2級持ち、現在1級挑戦中の税理士・行政書士です。 ウインタースポーツに打ち込みたいけど3月の確定申告がご不安な方はぜひご相談を!! 前走の私が直接対応させていただきます!! 既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。 著書「研究計画書の書き方 Kindle版」発売中 よろしくお願いします。