本題
相続の本はいろいろと出ています。
中での人気があるのは、相続の基礎的な申告について書いてあるような初心者向けの本になります。
書店に行くと、やはり、そういった初心者向けの本が目立つように陳列されています。
そう言った本には、相続税の基礎控除がいくらで、法定相続人の数え方や基礎控除がいくらなって、土地などの評価の簡単な方法などが書かれています。
ただ、私は当然ながらそういう本はほとんど買いません。
基礎的なことはもちろん分かっていますし、何が書かれているかは大体想像できるからです。
結局、配偶者控除が1億6千万円で小規模宅地等の特例で8割減などのお決まりの控除のことが書かれています。
相続税ですが、控除項目というのは所得税などと比べると数は数えるほどですし、その適用をするためには具体的な条件が決まっているので、生前に対策をしていない限り適用することは、その時の状況次第、相続人からしたら時の運です。
それに、いざ適用するとなると申告が必要となって、そのための必要書類などを過不足なく集めるのが難しいので、そうなると結局税理士に依頼することになります。
そして、そう言ったよくある相続税の基礎的なことを書かられた相続本というのは、税理士法人が書いていることが多く、結局は集客のために書かれていることが多いので、私などの実務家にとっては物足りない内容となります。
そんな中、書店での存在感はないものの読み応えのある実務本を見つけたので紹介したい思います。
マイナス相続サバイバルガイド: 人生を棒に振らないためにやっておきたいこと、ぜんぶ
こちらの本ですが、あるライターの方が書かれた本で税理士と司法書士が監修に入って書かれた本になります。
この方の実体験から書かれたもので、親が病気になって予想より早く亡くなってしまったり、認知症になってしまって遺言書が書けなくなってしまってニッチもサッチも行かなくなってしまった話など、とてもリアルな体験をもとに書かれています。
本書で実践的だなと感じた節税対策は、家の購入時期を遅らせることで、実家の相続にあたって小規模宅地等の特例で8割減で相続をして50万円ほどの相続税の節税を実際に行ったことなどが図解付きで丁寧に書かれています。
相続において大事だなと感じるのは、相続の基礎的な知識はもちろんですが、それ以上に10件相続があったら10件それぞれの回答があるので、しっかりと状況を整理することです。
今日も脱毛に行ってきたのですが、そこの女性オーナーが認知症になる前に親に遺言書を書いて貰っていたのは、今思うととても良かったとおっしゃっていました。
実家1軒と預金など似たような相続事例はあるかもしれませんが、生前に相続について考えているのか、それとも相続発生後に対策をするのかによっても、その後の2つの事例では状況が変わってくると思います。
もちろん、できるだけ早めに相続については考えている方が良いに決まっています。
AIとは違って、まとまりのない文章となってしまいましたが、おすすめの相続本のご紹介でした。
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息子&娘(7歳10ヶ月&3歳10ヶ月)の成長日記
奥さんが仕事なので、私が代わりに息子の懇談にいってきました。
何事にも積極的で成長しているとのこと。
意外に国語がよくできているらしいです。
私なんか、国語ができないたちだったので、そこは嬉しい誤算でした。

スキー検定1級持ち、現在テクニカル挑戦中の税理士・行政書士です。
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既婚で、7歳の男の子と3歳の女の子の父親です。
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